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2017年3月11日(土)
いつもより少し丁寧に掃除をし、
「LIFE」の最終回の話でもしようかな、、、
と思っていた午前のワークショップはつりこみ祭りで気の利いた言葉も出せずにトントン、カンカンと過ぎ、30分弱のお昼休憩におにぎりを食べているところに先日靴を送らせていただいた兵庫のお客さんから電話がきて新たなご注文をいただき、口をモグモグしながら工房に戻り、平日クラスのHさんの(駐在先から一時帰国している)息子さんの足の採寸、近所の木工教室の生徒さんの木の椅子の座面にウレタンを挟んで革で包むといった制作補助があったりといろいろ賑やかな1日でした。


「つりこみは革と会話すること」
師匠の言葉です。
ワークショップでは革ともっとじっくり会話をしてほしいと感じています。
手本としてやってみせる方もいつものスピードではなく、もっとゆっくりやらなくてはと反省しています。革をワニで引いてギャザーをつくったあとにすぐに次のギャザーをつくりにいくのではなく、もう少しだけワニで革を引っ張った状態をキープすることでジワジワっと革は手前に伸びてきてくれて甲のシワが消えて張りが出てきます。
靴になった時のバランスなど、ある程度は数をこなさないと感じられない部分もあると思いますが、革とうまく会話ができた時の喜びは格別ですので、心を開いてどっしりと構えて、相手を知ろうという気持ちと、きれいにつりこめた時のイメージを持って取り組んでもらいたいと思います。

手を動かしてみること
感じること
よりよい想像をすること

靴づくりを通して得られることは沢山あります。


今日の午前中に久しぶりに会えたメンバーの方たちが
「やっぱりこういう日がたまに欲しいよね」
と話していたのがとても嬉しかったです。


今日という特別な1日に感謝。











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